2022年度英検1級語彙問題 究極の英単語のカバー率

究極の英単語に掲載されているSVL(Standard Vocabulary List)12,000が、2022年度英検1級(第1回~第3回)に出題された語彙問題をどの程度カバーしているのか、調べてみました。

*英検1級の大問1 全25問のうち、句動詞やイディオムの4問を除いた21問、各4単語(計84単語/回)が究極の英単語に掲載されているかどうか、を調査した結果です。

カバー率は約70%
下の表に示す通り、究極の英単語 SVL12,000によるカバー率は、大体70%くらいです。2022年度に関して言えば、84単語のうち、毎回 57-59単語はリストに記載されているものだった、という結果になります。

ちなみに、派生語が記載されているものを含めると、カバー率は75%くらいまで上がります。派生語が記載されておらず、自分で確認していく必要があるのは、究極の英単語の残念な点だと思います。ですが、自分で調べて記入し、それを見返す、という作業を通して長期記憶として定着しやするなる、とポジティブに考えて取り組んでみてはいかがでしょうか?

カバーされている単語のうち、約90%は、Vol.4とVol.3に掲載されている
カバーされている単語のうち、約25%前後がVol.3に、約65%前後がVol.4に掲載されています。これらは、9000語~12000語レベルに位置付けられる単語ですから、英検1級の語彙レベルは結構高いですよね。

レベル別にみると、11と12が多い
出題された単語をレベル別にみると、下のグラフの通り、レベル11が49個、レベル12が42個とかなり多いです。レベル9と10は同数で、それぞれ25個となっています。(グラフの一番左 SLV Level 0は、掲載されていないことを意味します。)

このデータを参照すると、英検1級の語彙問題対策としては、次のことが言えそうです。

まず、Vol.4のレベル11とレベル12を重点的に押さえる。
次に、Vol.3 レベル9とVol.4 レベル10の単語も確認しておく。

2023年度以降も究極の英単語のカバー率を調べ、情報共有したいと思っています。気になったことがあれば、お気軽にコメントください。

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