英検合格に向けた語彙力強化には、過去問の活用がおススメです。正解の選択肢だけを覚えるのではなく、出題された全ての単語をマスターしようという意気込みで取り組むことが高得点につながります。今回は、英検2級の2021年 第2回の一部を使って語彙力強化のコツをお伝えします。

早速(1)から。全て-lyで終わる副詞の問題です。かっこの後の sheは、Carrieで、彼女は子供たちにしばしば、「お願いします」や「ありがとう」と言うことを思い出させた、とあるので、丁寧に、とか、上品に、といった意味を表す 3 politelyが正解ですね。形容詞の polite(丁寧な)も押さえましょう(ちなみに、準1級まで狙う意向がある人は、courteous(礼儀正しい、丁寧な)も覚えましょう)。
1 luckilyは、運良く とか 幸運にもといった意味です。fortunatelyも一緒に押さえましょう。2 commonlyは、一般的に。This is one of the most commonly used methods. (これは、最も一般的に使われている方法の1つです)といった具合。4 silentlyは、静かに。 quietlyも同じような意味です。この問題の選択肢4つは、-lyを取ると全て形容詞になります。lucky, common, polite, silent。全て覚えてしまいましょう。
単語とは直接関係ありませんが、語彙問題でも代名詞、指示代名詞が何を表すのかは常に意識して読むことが大切です。
次に(2)。アメリカ人の多くは、アメリカ産業を応援するために、外国製品の代わりに( )製品を選ぶ、という文章です。
1 manualは、手動の、手作業の、といった意味です。名詞では、説明書を意味し、日本語でも「マニュアル」と言いますね。2 routineは、形容詞の場合、習慣となっている、決まった、という意味です。名詞では、決まりきった仕事という意味で、「ルーティーン」とか「ルーティーンワーク」と日本語で言ったりもします。イチロー選手が打席に入る際に行う一連の動作も his routine ですね。
3 domesticは、国内の。正解の選択肢です。かっこの後にある foreign の対義語ですね。domestic issue 国内の問題、domestic market 国内市場、といった表現も一緒に押さえましょう。4 formalは、形式的な、公式の、正式な といった意味です。状況によってニュアンスが変わる単語です。対義語の informalも併せて押さえましょう。
いかがでしょうか?
英単語は、インプットとアウトプットのバランスが大切です。私のレッスンでは、実際の試験問題を使ってアウトプットをしてもらいつつ、同意語や反意語もたくさん示して追加のインプットもしてもらう、というスタイルをとっています。これを繰り返していくことで、狙っている級に対応できる語彙力を養成していくのです。興味がある方は、ワールドトークでのレッスンを是非、お試しください!
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